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第88回IEC総会及びその関連会合が英国・エディンバラにおいて2024年10月21日~10月25日に開催されました。前回エジプト・カイロ大会は完全オンライン形式での実施となったため、今大会は2022年以来2年ぶりの対面開催となりました。
我が国からは、遠藤JISC会長を始め、小太刀国際電気標準課長(今村JISC事務局長代理)、日本の上層委員、猿橋国際標準化交渉官/ISO技術管理評議会(TMB)代表委員他が参加しました。
今回のIEC大会では年次総会(年次報告、財務報告及び承認、次年計画の承認やIECの上層委員会の選挙等を実施)並びに、IEC評議会(IB)、標準管理評議会(SMB)、適合性評価評議会(CAB)、市場戦略評議会(MSB)といった上層委員会の会議の他、IECフォーラムや大会主催である英国規格協会(BSI)主導によるAIや量子技術のセミナー等のイベントも実施されました。
次回の第89回IEC総会及びその関連会合は、2025年9月ごろにインド・ニューデリーで開催される予定です。
第46回ISO総会及びその関連会合がコロンビア・カルタヘナにおいて2024年9月9日~13日に開催され、現地、オンライン含め170ヵ国以上から1万人以上の代表団が参加しました。
我が国からは、今村JISC事務局長をはじめ日本上層委員他が参加しました。
今回のISO年次会合は、気候変動、生物多様性の損失、技術の進歩など、国境を越えた課題を克服する”Breaking boundaries”をテーマとして、ISO総会、理事会、技術管理評議会(TMB)や多数のサイドイベント(パネルディスカッション、ワークショップ等)が開催されました。
ISO総会では、国際規格が持続可能であり、包括的な成長を促進し、責任あるAIを推進し、人的資本の未来を形作ることができることを示し、境界を超えた革新的なソリューションを育成するプラットフォームとなることが報告されました。
またワークショップでは、オンライン規格開発やAIの活用など、刻々と変化するデジタル時代の複雑な状況の中、ISOが長期的に価値を提供し続けるために、ISOの新たなビジネスモデル戦略が報告され、参加している国々からの様々なアイディアが紹介されました。
次回の第47回ISO総会及びその関連会合は、2025年9月29日~10月3日、ルワンダ共和国・キガリにて開催される予定です。
本活動報告は、2024年10月30日(水)に令和6年度第3回ISO上層委員会報告会(外部サイトへ)において行われました。
第46回ISO総会の様子 ISO HPより引用(外部サイトへ)
第87回IEC総会及びその関連会合がオンラインで2023年10月19日~11月2日に開催されました。当初、エジプト・カイロにおいて対面開催が予定されていたところ、当該地域の不確実性と予測不可能性のため開催直前に完全オンライン形式に変更となりました。
我が国からは、朝日JSA理事長(遠藤JISC会長代理)をはじめ、日本の上層委員他が参加しました。
今回のIEC大会では年次総会(年次報告、財務報告及び承認、次年計画の承認やIECの上層委員会の選挙等を実施)をはじめ、IEC評議会(IB)、標準管理評議会(SMB)、適合性評価評議会(CAB)、市場戦略評議会(MSB)といった上層委員会の会議や、IECフォーラム、NC会長フォーラム、アジア太平洋協力フォーラムなどのイベントも実施されました。
次回の第88回IEC総会及びその関連会合は、2024年10月下旬にイギリス(スコットランド)・エディンバラで開催される予定です。
第45回ISO総会及びその関連会合がオーストラリア・ブリスベンにおいて2023年9月18日~22日に開催され、現地、オンライン含め177ヵ国7,225人以上の代表団が参加しました。
我が国からは、遠藤JISC会長をはじめ日本の上層委員他が参加しました。
今回のISO年次会合では、”Meeting global needs”をテーマに、ISO総会でISO戦略2030の実行状況及び見直しについて議論が行われるとともに、理事会、技術管理評議会(TMB)や多数のサイドイベント(パネルディスカッション、ワークショップ等)が開催されました。ISOは国際的なニーズへの対応として、気候変動を考慮した規格開発、ジェンダーアクションプラン、途上国を含めたより多数の国々の標準化への参画、AIを含めたデジタルツールの利用推進等のプロジェクトの進捗が共有されました。さらに、これまで標準化と関わりがない分野へは、理事会とTMBがコラボレーションしたISOオープンコンサルテーション制度を設立することが報告されました。これらの国際標準化に関する最新情報や各国の取り組みなどについて、参加している国々により活発な意見交換が行われました。
次回の第46回ISO総会及びその関連会合は、2024年9月9日~13日、コロンビア・カルタヘナにて開催される予定です。
本活動報告は、2023年11月8日(水)に令和5年度第3回ISO上層委員会報告会(外部サイトへ)において行われました。
第45回ISO総会の様子 ISO HPより引用(外部サイトへ)
第86回IEC総会及びその関連会合が米国・サンフランシスコにおいて2022年10月31日~11月4日に開催されました。ISO総会と同様に、COVID19のパンデミックにより2019年以来3年ぶりの対面開催(一部ハイブリッド形式)となりました。
我が国からは、JISC遠藤会長を始め上嶋国際連携担当調整官、松本国際戦略情報分析官/ISO副会長(財政)、猿橋基準認証専門官/ISO技術管理評議会(TMB)代表委員、新地課長補佐/標準管理評議会(SMB)代表代理、他が参加をいたしました。
今回のIEC大会では年次総会(年次報告、財務報告及び承認、次年計画の承認やIECの上層委員会の選挙等を実施)が行われた他、IEC評議会(IB)、標準管理評議会(SMB)、適合性評価評議会(CAB)、市場戦略評議会(MSB)といった上層委員会の会議も実施されました。
次回の第87回IEC総会及びその関連会合は、2023年10月下旬にエジプト・シャルム・エル・シェイクで開催される予定です。
第86回IEC総会の様子
第44回ISO総会及びその関連会合がアラブ首長国連邦・アブダビにおいて2022年9月19日~23日に開催され、現地には119ヵ国約660人(オンラインを含めると約5,000人)の代表団が参加しました。COVID19のパンデミックにより、2020年、2021年はバーチャル形式により行われたため、2019年以来3年ぶりの対面開催となりました。
我が国からは、JISC遠藤会長代行として日本規格協会(JSA)朝日理事長、JSA中川理事/ISO理事、松本国際戦略情報分析官/ISO副会長(財政)、猿橋基準認証専門官/TMB代表委員、上嶋国際連携担当調整官、他が参加しました。
今回のISO総会では、”Collaborating for Good”をテーマに、ISO戦略2030とその実行について議論が行われるとともに、多数のサイドイベント(パネルディスカッション、ワークショップ等)が開催されました。2021年総会で採択されたISO気候変動対応へコミットする「ロンドン宣言」に関する行動計画、SMART規格の進捗、途上国の国際標準化への参画、デジタルツールの利用、ISO フォーサイトフレームワーク(ISOが将来行うべき標準化テーマについて、体系的・長期的な視点から議論・交流を促進するために開発した枠組)の実施など、国際標準化に関する最新の情報や状況についての報告や意見交換が行われました。
2022年で任期満了となる松本ISO副会長(任期:2019-2020年、再任:2021-2022年)へは、ISO会長を始め会場全体から約4年間にわたる貢献に対し、感謝と敬意が表されました。
次回の第45回ISO総会及びその関連会合は、2023年9月18日~22日、オーストラリア・ブリスベンで開催される予定です。
第44回ISO総会及び関連会合の報告は、2022年10月18日(火)に令和4年度第3回ISO上層委員会報告会(外部サイトへ)において行われました。
(左)ISO/TMB会議の様子 (右)ISO松本副会長(財政担当)
2016年3月9日-11日に東京国際フォーラムにて、アジア地域諸国の議長及びコンビーナを対象としたISO TC/SC議長・WGコンビーナ研修を開催しました。
日本では初開催のもので、国内外から21名の参加がありました。ISO中央事務局から講師を迎え、リーダーシップやコンセンサス形成スキル等について活発な議論を行いました。
2015年12月9日、日本政府観光局より、 国際会議開催にあたり会議運営、地域貢献等において、今後の模範となる実績を挙げた国際会議として、2014年IEC東京大会が「国際会議誘致・開催貢献賞-国際会議開催の部」を受賞しました。
授賞式には、2014年IEC東京大会組織委員会組織委員長として野間口委員長、他が参加しました。
第38回ISO総会が韓国・ソウルにおいて開催され、162ヵ国700人以上の代表団が参加しました。
我が国からは、友野JISC会長、星野JISC事務局長(経済産業省大臣官房審議官(産業技術・基準認証担当))、福田JISC事務局次長/TMB代表委員(経済産業省国際標準課長)、若井理事会日本代表メンバー、他が参加しました。
今次ISO総会では、「ISO 2020: Great Things Happen When the World Agrees」のテーマの下、ISO戦略2016-2020とその実行について議論。参加者が、産業界、中小企業、あるいは、途上国ISOメンバーの国際標準化への参画、ISO、IEC、ITUの協力など、国際標準化に関する最新の情報や状況につき意見交換を行いました。
※ISO総会開催前に、以下の一連の会合が開催。
・理事会(13,14日)、TMB会合(技術管理評議会:14,15日)、DEVCO(発展途上国対策委員会)(15日)、PASC(太平洋地域標準会議)執行委員会(16日)
第38回ISO総会及びその関連会合の報告は、2015年10月22日(木) にベルサール三田にて行われる予定です。
11月4日(火)から15日(土)まで、東京国際フォーラムにて、IECの年次大会である2014IEC東京大会を開催しました。
IEC(会長:野村淳二・パナソニック㈱顧問)は、毎年、IEC大会として、総会、組織運営等の会議と規格開発を行う専門委員会等を開催しています。本年のIEC大会は、11月4日から15日まで東京国際フォーラムで開催されています(日本でのIEC大会開催は1999年の京都大会以来4度目)。
本年のIEC東京大会は、11月10日の開会式時点の登録者ベースで、世界83ヶ国から、約2,600人(うち海外から約1,900人)が参加しています。
11月10日の開会式には、宮沢洋一・経済産業大臣が出席・挨拶し、
・標準化を通じて、個々の製品や技術の発展をシステムとして統合し、更なるイノベーションを実現することの重要性
・中小・ベンチャー企業による国際標準化の取組促進、発展途上国によるIEC活動への一層の参加促進、標準化の人材育成の重要性
・これらの課題について、経済産業省はIEC活動に積極的に貢献 について話しました。
IEC東京大会では、主催国である日本が独自に大会テーマ”Integration toward a Smarter World”を設定しています。このテーマに基づいて、通常のIEC大会で行われる公式会議等の他に、企業等によるテクニカルビジット、技術展示会、シンポジウム、会場内実証実験等の併催イベント等を行う、画期的な新スタイルのIEC大会となりました。
併催イベント等を通じて、海外の標準化の専門家に対して、スマート分野等(スマートシティ、スマートグリッド、電気自動車、省エネ、環境等)における日本の最先端技術等について、「見て」「触れて」「体験する」機会を提供し、国際標準化における日本のプレゼンスをさらに強く示すことができました。
IEC東京大会の国際標準化活動については、53分野の専門委員会・分科会(TC/SC)を招致しました(開催会議数は約240)。別紙2にこれらの会議の成果例を、大会テーマの①電力・スマートグリッド分野、②家電製品分野、③半導体・通信分野、④電子技術分野の4つについてまとめました。
第37回ISO総会及び第96回理事会、第61回技術管理評議会(TMB)、第48回発展途上国対策委員会(DEVCO)が2014年9月8日~12日、ブラジル・リオデジャネイロにおいて開催されました。我が国からは、安永JISC事務局長(経済産業省大臣官房審議官(産業技術・基準認証担当))、若井ISO理事会日本代表メンバー、長野ISO/TMB日本代表委員、福田JISC事務局次長(経済産業省国際標準課長)ほかが参加しました。
また、第37回ISO総会において、日本人が中心的な役割を果たすゴム分野の国際標準化委員会(ゴム及びゴム製品の試験及び分析)が、ISOの発展に多大な貢献とすばらしい功績を残したとして、ローレンス・D・アイカー賞を受賞しました。
国際標準化機構(ISO) ローレンス・D・アイカー賞の受賞について~我が国が中心的な役割を果たすゴム分野の国際標準化委員会が受賞~
第37回ISO総会及びその関連会合の報告は、2014年10月22日(水)に平成26年第3回ISO上層委員会報告会において行われました。
2014年5月10 - 14日にかけて、ISO(国際標準化機構)事務総長のRob Steele 氏(ロブ・スティール氏、以下スティール事務総長)が5年ぶりに訪日されました。
5月12日(月)、スティール事務総長と安永JISC事務局長(経済産業省大臣官房審議官(産業技術・基準認証担当))、若井ISO理事会日本代表メンバー、長野ISO/TMB(技術管理評議会)日本代表委員、紺野経済産業省基準認証国際室長らJISC事務局のメンバーで意見交換を行いました。
5月13日(火)には、スティール事務総長が赤羽経済産業副大臣を表敬訪問されました。赤羽経済産業副大臣より、本年は国際標準化への取り組みを強化する「ステップアップの年」であること、茂木経済産業大臣主催の標準化官民戦略会議の内容などについて言及がありました。
また同日、経済産業省、日本産業標準調査会及び(一財)日本規格協会主催による特別講演会「ISOにおける国際標準化の取組と今後の展望」が開催されました。ISOの国際標準化活動に関わりのある企業・団体を中心に約400名の参加がありました。講演会では、片瀬経済産業省産業技術環境局長による基調講演、スティール事務総長による特別講演の他、企業における国際標準化に関する取組の成功事例が紹介されました。
(左上)JISC事務局との意見交換、(右上)赤羽経済産業副大臣への表敬訪問
(左下)国際標準化促進特別講演会の様子
経済産業省が事務局を務める2014年IEC東京大会組織委員会は、第3回会合を開催し、来年11月に東京国際フォーラムにおいて開催するIEC(国際電気標準会議)の年次大会の基本計画を決定しました。“Integration toward a Smarter World” - Co-existence and Sustainability – を大会コンセプトに、ホスト国の独自企画として、テクニカルビジット、シンポジウム、技術展示会等を行い、我が国の優れた技術・取組みを世界に伝えつつ、世界的な課題の解決に貢献していきます。
第36回ISO総会及び第94回理事会、第58回技術管理評議会(TMB)、第47回発展途上国対策委員会(DEVCO)が2013年9月16日~21日、ロシア連邦(サンクトペテルブルグ)において開催されました。我が国からは、武田ISO副会長(政策担当)、安永JISC事務局長(経済産業省大臣官房審議官(産業技術・基準認証担当))、若井ISO理事会日本代表メンバー、長野ISO/TMB日本代表委員ほかが参加しました。
2013年で任期満了となる武田ISO副会長(任期:2010-2011年、再任:2012-2013年)へは、ISO会長を始め会場全体から約4年間にわたる貢献に対し、感謝と敬意が表されました。
第36回ISO総会及びその関連会合の報告は、2013年10月17日(木)に平成25年第2回ISO上層委員会報告会において行われました。
平成24年10月1日~5日、ノルウェー・オスロにおいてIEC総会とその関連会合(TC/SC含む)が開催され、世界86カ国から約1,300人が出席いたしました。日本からは、野間口JISC会長、河村JISC事務局長、藤澤IEC副会長兼CAB(適合性評価評議会)議長、野村CB(評議会)委員、平川SMB(技術管理評議会)委員、梶屋CAB(適合性評価評議会)委員、中村MSB(市場適合性評議会)委員ほか、総勢83名が出席しました。総会における役員選挙では、野村淳二氏(パナソニック株式会社 顧問)が次期IEC会長に選出されました。詳細は以下ニュースリリースをご参照ください。また、日本提案の新TC(電気エネルギー貯蔵の新たな専門委員会)の設置が承認され、2014年11月のIEC東京大会開催について確認されました。
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