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地域標準化活動

PASC(太平洋地域標準会議)

PASC(太平洋地域標準会議)は、1972年に米国が太平洋沿岸地域内の工業標準化を推進するとともにISO/IECなどの国際標準化機関に対する共通意見の形成を行う必要性を訴えて、豪州、カナダ、日本等に働きかけた結果、設立が決定され、1973年に第1回会合が開催されました。 PASCは2016年4月現在、24の環太平洋地域の国家標準化機関メンバーにより構成され、以下の課題に取り組んでいます。

  • 太平洋地域諸国間の標準化に関する情報交換を行い、ISO/IECなど国際標準化機関における太平洋地域諸国の国際標準化活動を支援すること。
  • 太平洋地域諸国が国際標準化機関に意見を提言するための場を提供すること。
  • 太平洋地域諸国からのPASCへの提言に基づき、国際標準化機関が太平洋地域諸国のニ-ズに合った国際規格を制定するように国際標準化機関と連携を図ること。

さらに、PASCはAPEC(アジア太平洋経済協力)における基準認証に関する検討を支援するため、1994年9月の特別会合において常設委員会(SC)を設置し、地域標準化機関として専門的見地から協力を行っています。 また、年1回の総会と3回の執行委員会(EC)を開催しています。

我が国は、工業標準化法第3条に基づき設置された日本工業標準調査会(JISC)(事務局は経済産業省基準認証ユニット)がメンバーとなっており、1976年、1992年 及び2005年にはPASC総会を我が国で開催しています。また、2008年から2013年まで2期6年間にわたり、 PASC事務局を務めました。

2016年5月9 -13日にインドネシアのバリにおいて開催された第39回PASC総会では、我が国からは、JISCの他、国際標準化活動に携わる産業界の方や日本規格協会(JSA)も参加しました。
 併設された「零細・中小企業のための標準化ワークショップ」では、JISCからは、アクセシブルデザインにおける標準化・認証制度、零細・中小企業への標準化促進に関して説明し、総会ではISO/IEC選挙候補者の紹介、国際標準化機関(ISO、IEC、ITU-T)からの報告、IEC次期マスタープランに関する討議、2016年以降のPASC戦略における優先事項、特定分野(零細・中小企業、サービス、標準教育)における優先事項・行動案件、各地域(COPANT(アメリカ大陸)、ARSO(アフリカ)、APEC、ASEAN)における活動報告が行われました。 また、ISO/IEC/APECにおける新規提案に関しては、インドネシア(セキュリティ及びレジリエンス)、中国(ブランド評価、監査データ収集、レアアース)、米国(健康管理、持続可能な衛生システム)、豪州(ブロックチェーン、電子分散台帳)から紹介が行われ、日本からはシルバーカー、活性炭素繊維、災害避難別誘導標識システム等ついて紹介し、国際標準化に向けた協力を依頼しました。

 

CEN(欧州標準化委員会)/CENELEC(欧州電気標準化委員会)

 JISCでは、欧州の電気電子分野における地域標準化機関である欧州電気標準化委員会(CENELEC)との間では、1996年から定期的(年1回)に情報交換会を実施し、さらに2005年10月には、両機関による協力関係の更なる強化を目的とした覚書(MOU)を締結し、CENELECの規格作成状況に関する情報の交換など、包括的な協力関係を構築してきました。
 一方、ISOに対応する分野の欧州地域での標準化を推進する欧州標準化委員会(CEN)との間では、2008年6月に両機関の協力関係構築を目的とした覚書(MOU)を締結し、CENの規格作成状況に関する情報の交換など、包括的な協力関係を構築してきました。
 2013年11月、第18回JISC-CENELEC事務局間会合・第6回JISC-CEN事務局間会合の際、欧州側より、2010年にCENとCENELECの事務局部門が共通化されたこと、またCENELECとの覚書締結から長年が経過することによる協力内容の見直しの必要性を背景に、両地域の標準化機関間のより一層強固な協力関係を構築することを目的とした両MOUの一本化の要望があり、2014年11月にCEN/CENELEC/JISC協力協定を締結しました。

 2015年12月にベルギー・ブラッセルにおいて開催されたCEN/CENELEC-JISC会合では、上記の協力協定に基づく取組や、循環経済、標準必須特許、スマートアプライアンス等に関する基準認証分野の日欧間の協力について議論を行いました。

日EU基準認証ワーキンググループ <政府間協議>

 

北東アジア標準協力フォーラム

 北東アジア標準協力フォーラム(NEASフォーラム)は、日中韓3カ国の標準化活動における連携強化及び個別分野での協力の推進を目的とし、各国標準化機関等の出席の下(我が国からはJISC及びJSA)、2002年以降毎年開催されています。
 また、産業界による取組として、電子・情報・通信の各産業分野等における国際標準化の必要性の高まりを受け、日中韓の各国における国際標準化活動の協調を図るべく、各国の関連工業会、民間企業等が一体となり、2007年11月にCJK-SITE(日中韓情報電子国際標準化フォーラム)を設立しました。 同フォーラムは、各国の産学関係者により構成され、各国が共通に関心を有する個別分野毎の議論や新たな協力分野に関する議論を行い、その後の連携活動に繋げています。

 2016年7月に日本・松江において開催された第15回北東アジア標準協力フォーラムには、日中韓三カ国の規格協会、産業界、政府より100名以上の参加がありました。 本フォーラムでは、日中韓の各国より、三カ国で標準化に関して協力を進めて行きたい事項について提案がなされました。日本からも、スマートマニュファクチュアリング、抗菌、低温物流について提案をしました。  また、本フォーラムの機会に併せて、日中韓政府間会合及び日中・日韓政府間バイ会合も開催されました。

日韓基準認証定期協議

日中標準化協力ダイアログ

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