ISOの概要
1.ISOの概要
(1)沿革
(2)目的
- 国家間の製品やサービスの交換を助けるために、標準化活動の発展を促進すること
- 知的、科学的、技術的、そして経済的活動における国家間協力を発展させること
(3)会員その他(2009年末現在)
- 会員数 162ヶ国(会員団体+通信会員+購読会員)
- 規格数 18,083規格
- 委員会数
専門委員会(TC):212、分科委員会(SC):510、作業グループ(WG)及びアドホックグループ:2570
2.ISOの組織
総会は、ISOの主要役員並びに会員団体が指名した派遣代表者からなる会合で、通信会員及び購読会員はオブザーバーとして出席することができる。 原則として総会は毎年1回開催される。その議事日程の中には、特にISO年次報告に関する活動、ISO長期戦略計画と財務事項、及び中央事務局に関する財務監事の年次財務状況報告が含まれている。
ISOの運営は、ISOの主要役員及び20の選ばれた会員団体からなる理事会によって決定される。 理事会は、財務監事、14名のTMBメンバー及び政策開発委員会の議長を指名する。理事会は、中央事務局の年間予算も決定する。 理事会メンバー20会員団体は
外部リンクを参照のこと。 理事会の議長は、会長がそれを選択する場合は会長が、そうでない場合は副会長(政策担当)が務める。
理事会財政常設委員会(CSC/FIN) Council standing committee of finance
- 委任事項
- 会則及び理事会の関連決議(ISO会則の付属文書7項 参照)で示されている財務幹事の職責に対する顧問の立場を務める。
- ISO中央事務局の経営管理に関する財政状態の報告を常に受け、ISO中央事務局からISO会員団体、専門委員会、分科委員会、運営団体及び 政策開発委員会へ提供されるサービスの価値の査定に関する案件について、事務局長、理事会に助言する。
- 要請があれば、その他の財政上の問題について理事会に明確な助言を行う。
- 理事会に報告を行う。
- メンバーシップ
- 委員会は財務幹事、10会員団体以内(現在理事会に参加している団体)の代表で構成されるものとする。メンバーは理事会により任命され、その任期は2年とする。(理事会の任期と同一とする)
- チェアマンシップ
理事会戦略常設委員会(CSC/STRAT) Counci standing committee of strategies
- 委任事項
- 理事会に適切な政策、戦略を助言し、関連する問題を提言する。
- 年間戦略実施計画の修正を行い、理事会で承認を得る。
- 5年に1回、ISO戦略計画の修正を行い、理事会及び総会の承認を得る。
- 最低1年に1回、理事会に報告を行う。
- メンバーシップ
- 委員会は以下のメンバーで構成される。
- 政策開発委員会の議長
- 理事会に選出されたメンバーから10会員団体以内の代表。任期は理事会委員の任期と同一の2年とし、理事会により任命される。
- チェアマンシップ
政策開発委員会 Policy Development Committees
CASCOは、会員団体はPメンバー又はOメンバーとして、また通信会員はOメンバーとして参加できる。最新の参加状況は外部リンクを参照のこと。
- 委任事項
- 規格又は技術仕様に対する製品、工程、サービス、及び管理システムの適合性評価方法の検討。
- 製品、工程、サービスの試験、検査、認証の実施並びに管理システム、試験研究所、検査機関、認証機関、認定機関の評価、及びそれらの運用と採用に関する国際的な規格及び指針の作成。
- 国及び地域レベルの適合性評価システムの相互承認及び採用、並びに試験、検査、認証、評価、及び関連目的のための国際規格の適切な使用の促進。
COPOLCOは、会員団体はPメンバー又はOメンバーとして、また通信会員はOメンバーとして参加できる。最新の参加状況は外部リンクを参照のこと。
- 委任事項
- 消費者が標準化による恩恵を受けるための援助方法と、国及び国際標準化への消費者の参加を促進させる方法の検討。
- 消費者の情報、訓練及び保護を標準化の観点から促進。
- 消費者参加に関する経験の交換、消費者分野における規格の実施、国及び国際標準化における消費者の利害関係上の問題、に関するフォーラムの提供。
- 消費者の利益に関係する業務を行っている他のISO機関との連携の維持。
- 権限内においてその他の活動又は研究を実施。
DEVCOは、会員団体はPメンバー又はOメンバーとして、通信会員はOメンバーとして参加できる。
最新の参加状況は外部リンクを参照のこと。
- 委任事項
- 標準化及び関連分野(品質管理、度量衡、認証など) における発展途上国の要望及び要求事項の認識.及び必要に応じてこれらの要望及び要求事項を発展途上国が明確にするための援助。
- これらの要望及び要求事項を確立し、それらの要望等を満たすための発展途上国への援助方法を勧告。
- 発展途上国における標準化及び関連活動のあらゆる面を討議するための、また先進国と発展途上国間並びに発展途上国間同士の経験交換のためのフォーラムの提供。これらは国連専門機関、IEC、その他のISO政策開発委員会と密接な連絡を持って行われる。
理事会で指命された議長及び14名のメンバーで構成する。技術管理評議会の事務局は、中央事務局内に置く。
委任事項
- ISOの組織、調整、戦略企画、及び専門業務の計画に関するすべての事項について、理事会へ報告並びに関連ある場合の助言。
- ISO専門活動の新分野に対する提案の審査、及びTCの設置及び解散に関するすべての事項についての決定。
- ISOを代表して、検討中の専門業務のためのISO/IEC専門業務用指針の保持、すべての修正提案の審査、調整、並びに改訂の承認。
- 専門業務に関連して確立された方針の枠組内で、以下の事項についての活動。
- TCの作業及びプロジェクト管理要求事項の監視。
- 各TCのタイトル、適用範囲及び業務計画の承認。
- 候補が複数ある場合の、TC幹事国の割当て又は再割当て及びSC幹事国の割当て又は再割当て。
- TC議長の指名。
- TC及びSCの活動又は不活動に対する注意喚起。
- ISOのTCと、IECなど他の国際組織並びに地域組織間の技術的な調整問題の解決。
- ISOとIEC間の技術領域問題及び他の国際標準化団体との技術協力に関しての、事務総長への助言。
- 国際規格の実施のための登録機関(registration authorities)及び維持機関(maintenance agencies) の指名。
- 専門家の助言を得るための専門諮問グループ(TAG) の設置(及び解散)、及びメンバー、議長の指名。
- 標準化原則関連委員会の設置(及び解散)及び議長指名。
現在のTMBメンバー14会員団体一覧(外部サイトへリンク)
スイスのジュネーブにある中央事務局では、国際規格の出版、販売はもちろん、各種委員会の決定事項など国際標準化活動にかかわる情報を会員に伝えている。中央事務局の主な仕事は次の通り。
- 国際規格、ISO Catalogueなど出版物の編集、発行及び販売
- 新聞発表及び記者会見の準備
- 情報センターの役割
- 標準化の原則の研究
- 総会、理事会の事務局
- TMB、CASCOなどの委員会の事務局
- 国際連合及びその他の国際機関との連携
- 中央事務局の予算の管理
- 会員の管理
現在の役員は外部リンクを参照のこと。
- 会長(President)
- 会長は会員団体によって、総会又は郵便投票で選出される。任期は次期会長(President-elect)としての1年間と、それに引き続く会長としての2年間で、継続して再任されない。会長は総会及び理事会において議長となる。もし、会長が辞任、死亡などで職務不能となった場合は、次期会長が職務を引継ぐ。
- 副会長(Vice-Presidents)
- 副会長(policy(政策担当)1名及びtechninal managemant(技術管理担当)1名)は総会において指名される。政策担当副会長は、ISOの基本政策に関する提案及び決定について会長及び理事会を補佐し、任期は2年。また、技術管理担当副会長は、TMBの議長を務め、任期は2年。
- 財務監事(Treasurer)
- 財務監事は理事会において指名され、任期は3年。財務監事は、理事会に対してすべての財務事項について助言を与え、事務総長に対して年間予算の作成及び本組織の財務管理についても助言する。
- 事務総長(Secretary-General)
- 事務総長は、ISOの最高執行責任者(CEO)であり、 中央事務局の長である。事務総長は理事会において指名され、任期は特に決まっていない。事務総長はISOの すべての会合に出席し意見を述べることができるが、投票権は持っていない。
ISOの組織図
ISOの組織図はこちら (PDFファイル10KB/国際標準化協議会発行『ISO事業概要2010』より転載)